think seed’s diary

勉強が面白い!算数教室大阪

いるorいらない するorしない

宿題はなぜ出るの?宿題をなぜするの?

私は基本的には「宿題はいらない。」
「宿題はしなくていい。」と思っています。

でも、目的に応じた「自宅学習」は必要です。なんだか矛盾した話です。

宿題には4つの種類があります。

「家庭学習の習慣をつけるための宿題」

提出する、期限を守るなどルールを身に付けるための宿題はここに入りますね。

家庭学習は親の領域であって、それぞれの家庭内の方針もあるので、学校が宿題を課すことは必要なのでしょうか。。

「個別に与えられた宿題」

履修課題は授業中に理解出来るように指導されているはず?なのですが、個々それぞれの理解力もあるので集団では難しいのでしょうか?

それであっても、教育のプロが教えたのに理解出来なかったことを親に託すのはどうなのかと思います。

個別で与えるのであれば、それを指導する保護者に対して指導方法のレクチャーが必要です。

「授業中に理解させるはずの内容を家庭でさせる宿題」

反復練習が必要な漢字や計算などの課題もここに入ります。確かに九九などの暗記ものを授業時間を割いて繰り返しするのは時間がないのでしょうが、それさえも家庭の裁量で大量な宿題が多すぎます。

「保護者に頼まれて出す宿題」
宿題を出して欲しい保護者の目的はなんでしょうねw?

「宿題はいらない」理由

わからない子は、宿題を家でしてもわからないものです。
でも、やらないと先生や親に叱られるので、とりあえずやっておこうと片付ける。

一生懸命にやったとしても、ねらいがズレていると間違ったものを身につけてしまい逆効果。
そればかりか今度はそれを修正するのに大変なエネルギーが必要になる。

時間はもったいないし、一生懸命して結果が出なくって、勉強が苦痛になっていく…。

できている子には、宿題を出す必要性はないですね。

「自宅学習をする」目的って。

ただ問題をこなすとか、丸暗記するとかではなく学んだ事をよりしっかりと身に付けるための学習です。

学校や塾で習った時には理解できたのに、テストになると解けないということがあります。

塾で内容を理解しても、それで済ませてはダメなんです。

学んだ基礎を定着させ、確実に点数にするには、問題を理解した後で、理解した事やおぼえた解き方を自然に思い出して正確に使いこなせるようにする練習が必要なのです。

見たとたんに鉛筆が動き出す、考えなくても解く過程が見える。

自転車の運転のように、ハンドルを左右バランスよく持って、右のペダルを上にあげてから右足をペダルに置いて下に踏み下ろしながら左足を…なんていちいち考えない、そんな感覚ですね。

なんというのか・・・先々テストで捨ても問にするか、どうかの見極めの力にも繋がるんです。

家庭学習の目的は、この「意味理解の反復練習」です。


「反復練習」という、この練習方法には注意すべき点があります。

何となく、同じような内容の問題を何問も何問も、とにかくパターン化して解く。とにかく全部やり終えてしまうことが「がんばって宿題をやる」という事になってしまうのは意味理解には繋がらない。

その点を意識して行なうのと行なわないのとでは、大きな差が出てきます
意欲的に宿題に取り組む事は、大切ですが、良い方法で取り組まなければ効果は見えないのです。

勉強に限らず、物事に取り組む時は、それをする目的を明らかにして、より効果的に目的を達成できる方法で取り組む事が大切なのです。

そして、大人は「また忘れたの!」でなくって「子どもって忘れるもんだ」という姿勢で関わりたいですね。

最後にクリックお願いします。

にほんブログ村