人類の偉大な宝物
天才に会ってきました。
ダ・ヴィンチといえばやはり芸術家の印象が強かったのですが、数々の作品にふれることで科学者としての素晴らしさも実感しました。
数ある展示品の中で私が興味をもったのがこれです。
反復運動の原理だそうです。
装置を見入っても・・・あれが動けばこうなって・・・どうして大きな円と小さな円を組み合わせるの???
出来上がったものが目の前にあっても何が何やら?の状況なのに、これを作りだした彼の能力。
当たり前といえば当たり前の動きであって普通は気にも止めないもの。
「どうしてこんなものを発明できたのかしら?」と子ども達に聞いてみるも
「だって、天才だもの。」とのこと。確かにそうだけど。
彼の着眼点、探求心の原点が知りたくなって入り口まで戻り、再度彼の足跡を辿りました。
膨大な量のスケッチとメモが語りかけること。
彼にとっては見ること描くことは分析行為そのものであったようです。
その分析力を基礎として、創造者としての人間が新しい世界を再構築することができたのでしょう。
不思議に満ちた世界に関心を抱き、真理を追い求める探求心。
これです!この世界を子ども達に感じて欲しいのです。
夢見る技術者ー芸術家の世界
彼の思い描いたもの、形にしたものが世界の源になっているのです。
数々の作品、発明の中にダ・ヴィンチ生き続けていると思うと感動です。
『緊急時の橋」と呼ばれるキットを購入しました。
橋の頂点にかかる圧力が、その重さによって橋のすべての梁を束ねる働きをするとのこと。
釘を1本も使わずに、小さな溝を作った木組みだけで強度が得られる工夫です。
完成時のサイズ 縦100mm×横240mm×高さ95mmその強度がいかほどのものかを体験できるということで、早速試しました。
一冊ずつバランスを確かめながら…およそ1800g×1冊+1000g×1冊+ 720g×1冊+840g+ 560g×2冊+720g×3冊=6200gの辞書が積みあがりました
出口でダ・ヴィンチがお見送り。
「ゲームばかりしておらず、野や自然の素晴らしさに目を向けてみるのもいい。」というようなメッセージが流れました。
生まれ持った力も確かにありますが、当たり前のこととして通り過ぎてしまうようなことに価値を見いだし、興味関心をもって、どこまでもその世界を探求する力が偉大な功績をもたらしたのです。
今、支流となっている教育ではないものがそこには存在していたのでしょう。
不思議に満ちた世界を概略しか記述しない教育。
現在の教育は本当にあるべき教育の流れとは違った方向にかってるのでは…と考える機会になりました。
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